コンピテンシー評価制度とは
コンピテンシー評価とは、高業績をあげる者に共通する行動特性をまとめて、体系化したものです。単に何ができるかという従来の能力評価の曖昧な視点ではなく、能力を発揮するために、「どのような行動をとったか」という視点でまとめたシステムです。
高業績者には高いスキルがみられますが、その行動特性は職務調査のヒアリングを行うことによって抽出され、コンピテンシーモデルとしてまとめられます。
コンピテンシー評価項目
主なコンピテンシー項目
コンピテンシー項目を整理すると、次の三つに分類することができます。

コア・コンピテンシー
全ての者に共通する行動特性を体系化したものです。

職種別コンピテンシー
職種の特殊性に応じて要求される行動特性であり、例えば営業コンピテンシーや技術系のコンピテンシーなどがあります。

職層別コンピテンシー
全管理職、監督職、一般職などの職層に応じた行動特性を体系化したものです。
コア・コンピテンシーの代表的な項目
代表的な項目を列記します。
それぞれのコンピテンシー項目に対して、具体的な行動特性によるチェック項目が設定されます。
従来の職能主義と比較してまとめました。
コンピテンシー項目の抽出
職層および職種に応じて要求される行動特性を、コア・コンピテンシー、職種別コンピテンシー、職層別コンピテンシーの各項目から抽出し、職種および職種毎にコンピテンシー項目を整理します。