1 メンバーシップ型とジョブ型の雇用システム
社員を処遇する雇用システムには、次の二つがあります。
メンバーシップ型雇用の特徴
①職務を限定せず人事異動しながら様々な仕事を担当させて人材育成を促すゼネラリスト志向
②勤続年数と年齢上昇に伴って職能も向上することを前提とし毎年昇給をさせる賃金システム
③新卒者を中心とした一括採用
ジョブ型雇用の特徴
①各ポストの職務内容を明確にし、その職務に人を付ける人事処遇。職務記述書(ジョブディスクリプション)を従業員に明示する5>
②現時点の職務のジョブサイズを判断し、それに応じた賃金を支払う、現在労働価値に見合った賃金システム
③ポストに空きが生じたときは、公募で社内外から募る
2 「ジョブ型人事の設計・運用」の特集記事
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(出典 月刊 人事マネジメント 2021年2月号より)
3 日本企業の課題
日本は、長年にわたって、メンバーシップ型雇用を採用してきました。 しかし
- 賃金が年功的になる
- 中途採用が抑制され、就職氷河期の就労問題を発生した
- 他の企業でも通用する能力が習得されていない
等の問題が指摘されています。
4 働き方改革と職務記述書
テレワーク等の働き方改革が進み、職務記述書で職務内容や
成果を明示するジョブ型雇用に転換する企業が増えています。
ジョブ型雇用で採用される職務記述書の事例を紹介しましょう
5 ジョブ型賃金に関するセミナーの案内
労務行政研究所の労政時報セミナーで開催しています。
上記セミナーは開催済ですが、今後も予定しています。